2014年6月5日木曜日

[Netrunner][HB]さよなら、デッド・カウント13 ~ Dead Count 13 is Dead ~

Dead Count 13はもう限界なんじゃないだろうか?

明確なメタの確立、インフレによる弱点の致命化。

いや、確かに少しばかり変な構築で大会に持ち込んだけど、それにしたってあんまりな結果じゃないか?


さて、そもそもDead Count 13というのはどんなデッキなのか、というところからおさらいしよう。

たとえば、以下のようなレシピのデッキがDead Count 13!

Dead Count 13

Identity:
Cerebral Imaging: Infinite Frontiers (Creation and Control)

Total Cards: (54)
Agenda (10)
Project Vitruvius (Cyber Exodus #51) x3
Efficiency Committee (Creation and Control #5) x3
Gila Hands Arcology (Creation and Control #23) x1
Executive Retreat (Trace Amount #39) x2
Priority Requisition (Core #106) x1

Asset (6)
Jackson Howard (Opening Moves #15) x3 ■
Cerebral Overwriter (Creation and Control #9) x3

ICE (12)
Hive (Double Time #117) x1 ■■
Ice Wall (Core #103) x1 ■
Eli 1.0 (Future Proof #110) x3
Rototurret (Core #64) x2
NEXT Bronze (Opening Moves #11) x3
Ichi 1.0 (Core #62) x1
Heimdall 1.0 (Core #61) x1

Operation (24)
Trick of Light (Trace Amount #33) x2 ■■■
Shipment from Kaguya (Core #100) x3 ■
Shipment from Mirrormorph (Core #60) x1
Blue Level Clearance (Fear and Loathing #90) x2
Biotic Labor (Core #59) x3
Archived Memories (Core #58) x1
Reclamation Order (Double Time #111) x1
Hedge Fund (Core #110) x3
Subliminal Messaging (Fear and Loathing #100) x2
Restructure (Second Thoughts #40) x3
Green Level Clearance (A Study in Static #70) x3

Upgrade (2)
Panic Button (True Colors #72) x2


Total Agenda Points: 22

Influence Values Totals - 
 Jinteki: 6
 NBN: 3
 The Weyland Consortium: 6


Dead Count 13は、去年の9月に僕の送り出した一撃必殺のコンボを決めるタイプのデッキ。

このデッキでは、

1~2、Biotic Laborを使用 *2(3→5 Click)
3、Shipment from Mirrormorphを使用して、Efficiency Committee、Priority Requisition、Project VitruviusをInstall(5→4 Click)
4、Trick of Lightを使用してEfficiency CommitteeにAdvancement counterを2つ置く(4→3 Click)
5~6、Efficiency CommitteeをAdvanceする *2(3→1 Click)
7、Efficiency Committeeを得点化(1 Click)
8~10、Efficiency Committeeの効果でClickを増やす *3(1→4 Click)
11、Trick of Lightを使用してPriority RequisitionにAdvancement counterを2つ置く(4→3 Click)
12~14、Shipment from Kaguyaを使用してPriority RequisitionとProject VitruviusにAdvancement counterを置く *3(3→0 Click)
15、Priority RequisitionとProject Vitruviusを得点化しつつ、高らかに勝利宣言をする(0 Click)
というコンボを決めて、7点を獲得します。
このコンボにかかるコストが13クレジットというところから取って、Dead Count 13という名前になった訳です。


このデッキの強みは、手札にAgendaを隠してしまうことで、盗まれる確率を出来るだけ下げることができる点と、
コンボが決まれば確実に勝てる点にあります。

逆に、苦手なものは?

例えば、Agendaの開発要件を引き上げてくるThe Source。
コンボを決めることができなくなり、機能不全を起こしてしまいます。
Hostageから引っ張ってこれて、低コストで対策出来るのでDead Count 13メタを考える際は1枚指しておくだけでOK。
・・・1枚で詰むメタカードですよ。

また、メタカードではなくとも、Account Siphonや、VampのようなCorp側のクレジットを吸い上げるタイプのカードにはめっぽう弱いです。
まぁ、この手のタイプのカードは、引いてこられる前に勝負を決めれば問題ない。
そういった引き合いなら、他のCorpデッキであっても大差はない

・・・・はずだったのですが、Planed AssaultとかいうRun Eventをサーチできるカードが出てきてしまったため、その引き合いに負ける率がめっぽう増えてしまいました。

さらに、Legworkという軽量でHQのカードに複数アクセスを仕掛けるRun Eventの登場も見逃せません。

また、Operationを中心としたデッキ構築、クレジット計画になっているため、ゲーム全体で手に入るクレジット量というのも大体決まっており、
コンボの要件等も考慮すれば、余り強力なICEを採用することもできず、HQを守りきることができないというジレンマを抱えてしまうことになりました。

Central Server専用の軽量ICE Breakerの登場も逆風となっていることは間違いありません。

今、まさにDead Endに追い込まれてしまったのです。

やはり、Netrunnerはコンボデッキの肩身の狭いゲーム。

でも思い出してほしいのです。

Dead Count 13は、一見気難しそうだけど、勝利にひたむきな子です。

その近寄りがたい雰囲気と豪快かつクールなコンボに僕は一目ぼれ。
初めて使った時には、どう接して良いのかわからず、扱いを間違えて敗けてしまうこともありました。
しかし、ドローの爽快感、コンボを決めて勝つ魅力は、他のデッキとは比較になりませんでした。

Dead Count 13は、Agendaを開発しきって勝つことしか出来ません。
影響度の関係で、別の勝ち筋を用意するのが非常に難しいのです。
そもそも、Runnerのステータスに影響されない、完全無欠のAgenda開発をするので、そんな必要は無かったのですが。

でも、いつの間にか、そうも言ってられなくなりました。
時代の最先端を行く、スタイリッシュなデッキレシピは、今や完全に時代に取り残されてしまいました。

どうしてこんなことに・・・。

しかし、環境は生き物。
まだ、再起の可能性はあります。
今後、このタイプのデッキが再び隆盛するためには、軽量で強力なICEの登場、Account Siphonをものともしなくなるカード(例えば強力なクレジットゲイン)、安価なコンボパーツ等の登場を待つ必要はあるでしょう。

だから、今は少し休ませよう。
起死回生の一枚が登場するまでは。
9か月の間お疲れ様。

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