2015年5月25日月曜日

[Netrunner]第25回柏木シティグリッドのお知らせ

今週末の5/31(日)は、第25回柏木シティグリッド(予定)です!
(主催のみらこー氏のMtGの大型大会の結果如何によっては、Android: Netrunnerをゆるーく楽しむ会になるようですw)



今月の拡張のChrome Cityはまだ発送の兆しが無いので、おそらく先月から引き続きBreaker Bay環境ですねー。

個人的には、Breaker Bayの一押し壊れカードのLondon Libraryを上手いこと使ったデッキが出てくると面白そうだなーなんて思ってたりします。

おそらく、Fame Fatalや、犬シリーズを使うデッキになると思うのですが・・・。


そういえば、先月の大会の結果Corpデッキは解体されてしまったので、今回は新作デッキを持ち込むことになる予定・・・です。


・・・しかし、環境の変化スピード速いですねぇ。
この辺に関しては、日本語版がどうなってしまうのか色々と楽しみです。


2015年5月18日月曜日

[MTG]5/17晴れる屋モダン杯いってきました

 表題の通りに、晴れる屋モダンに参加して来ました。

使ったデッキは、題してチャイナムーン

Main Deck (60)
Creatures (1)
1 Icefall Regent

Spells (37)
1 Condescend
2 Spell Snare
4 Lightning Bolt
4 Serum Visions
2 Boomerang
2 Mana Leak
2 Spreading Seas
3 Shadow of Doubt
1 Ghostly Prison
2 Anger of the Gods
2 Blood Moon
4 Stone Rain
1 Sowing Salt
1 Supreme Verdict
2 Ajani Vengeant
2 Annex
1 Batterskull
1 Sphere of Safety

Lands (22)
1 Reflecting Pool
2 Hallowed Fountain
2 Sacred Foundry
2 Steam Vents
3 Polluted Delta
4 Flooded Strand
4 Island
4 Plains

Sideboard (15)
2 Engineered Explosives
1 Wear // Tear
2 Porphyry Nodes
1 Stony Silence
2 Rest in Peace
2 Counterflux
4 Story Circle
1 Keranos, God of Storms


元々は、巡航デルバーを安く殺すためのデッキを考えていた際に、

峰の噴火→併合

という流れで土地を二枚割れば相手は死ぬのでは?という一発ネタ。
まぁ、土地2~3で戦うようなデッキでしたし、ブイブイ言わせてたので嫌がらせとしては良いかなーと。

という話題を知り合いに振ったら、適当にデッキを組んで回してくれて、
結果、存外に戦えたという話だったので真剣に構築を考える感じになりました。


キモとなっているのは、土地に触れるカードで、

2マナ帯 (7枚)
 2 ブーメラン
 2 広がりゆく海
 3 疑念の影

3マナ帯 (6枚)
 4 石の雨
 2 血染めの月

4マナ帯 (5枚)
 2 併合
 1 塩まき
 2 復讐のアジャニ

という18枚体制。

あとは、マナが出なければ、プロパガンダ系を張れば相手は殴れなくなるし、マナリークの性能も相対的に上がる・・・的な。

まぁ、多色デッキ相手には強いはず。あとは実戦経験値を溜めてGP千葉のサイドイベントに備えようというのが今回のモチベーションでした。


さて結果の方は以下の通り。

1戦目 グリクシスコントロール ○××

相手もローグデッキということでテンションが上がる。
コラガンの命令を使って瞬唱を使いまわしたりするデッキの模様。
1本目は、4Tに血染めの月を置いたら青と黒マナが出なくなって勝ち。

2本目、3本目は、ケラノスとタシグルにそれぞれボコされる。
そもそもうまく土地破壊できずに、戦線が長引いたりしてるのは辛いところでした。

コントロール相手のサイドボーディングはあまり考えてなかったけど、フィニッシャー枠でタシグルを再度起用することもありそうだなぁ。


2戦目 トリココントロール ××

純正トリコ。 
1本目は赤マナが出ない不具合で負け。
2本目は、そもそもコントロールの質の違いと、対コントロールの経験の少なさからプレミを連発して負け。

悔しいところですが、これもまた経験ということで。。。
とりあえず、安らかなる眠りを張ると、瞬唱を起用するタイプのデッキは嫌な顔をすることが分かったのが収穫。

3戦目 バイ

負け負けからのバイで心がすさむ。

4戦目 トライバルZoo ○×○

一本目は、後手で、ブーメラン+疑念の影+石の雨+土地4スタート。
相手は土地1キープだったらしく、1ターン目壌土のライオン、2ターン目壌土のライオンで土地をセットせずにターンが返ってくる。
取りあえず、青々立ててブーメランを構えたら、フェッチをセットしたので起動に併せて疑念の影、返すターンで石の雨。
後は亡霊の牢獄を置いたら相手が投了した。
そうそう、こういうマッチアップをしたかったんですよ。

二本目は相手の土地を縛り切れずに負け。

三本目は、一本目でトラフトがディスカードされていたのを見て投入した斑岩の節が相手にぶっ刺さる。
こちらのライフが6点になったのを見るや、決死の覚悟で殴ってきたナカティルを(マナリークも構えてたし)通したら、変異原性の成長を打ってきたのでブーメランでおかえりいただいたら投了してくれた。
僕が何もしていないのに相手のライフが6点まで減ってて、スーサイドビートダウンって怖いなって思いました。

5戦目 リアニっぽいもの ○○

森滅ぼしの最長老を御霊の復讐で釣り上げる・・・ようなデッキ。
一本目、お互いに土地破壊か―と思ったけど、綺麗に疑念の影、石の雨、併合、アジャニと展開した僕に隙はなかった。

二本目は、呪文嵌め+血清の幻視の土地5スタート。
・・・いや、マナが順調に伸びるのが強いし、後攻ドローもあるし、幻視で掘り進められるし、安らかな眠り置いたら勝つ気もするし、一本目取ってるから相手の動きを見たいし・・・。
ヌルキープしました。すいません。
相手は、ショックインからの思考囲いで、ライフを4点払いながら幻視を落とす立ち上がり。
ヌルキープしたばかりにすいません(
その後は、トップが強くて、ポンポン土地破壊してアジャニが出てきて勝ちました(真顔
申し訳なさみ溢れる勝ち方ですが、キープがぬるかったのを除けば想定通りの動きをデッキがしてくれれば、この手のコンボデッキには勝てるという証明でもありました(

6戦目 アミュレットブルーム ○○

1本目は宝石鉱山を置いてきたので、色拘束がきついデッキかーと思ってたら、2ターン目にバウンスランドと精力の護符が出てきてアミュレットコンボだと頭を抱える。
そしてこちらが3T目に血染めの月を置いてゲームセット(

2本目も3T目に血染めの月でイージーウィン(
一応見どころは、先行3T目にキャストされた集団意識がマナリークで打ち消されたところと、
血染めの月を置いた後に、互いにグダグダしていたら、素でワームとぐろエンジンがキャストされて、手札で腐ってたマナリークで打ち消されたところ。

そうか、これがうわさに聞く自動で勝てるマッチアップ・・・。
やっぱ月はクソカードだな(

結果、バイを含む4-2で勝ち越せました。
勝つ試合はとことん楽に勝てるのが良い感じです。

課題は対コントロール性能をデッキと自分の腕とを上げることですねー。

氷瀑の執政は、めぼしい活躍をしていないので、適当に差し換えようと思いました(

2015年5月1日金曜日

[Netrunner][Anarch]チェス未解決問題(Caissaの挙動に関して)

皆さんは、CaissaというProgramのシリーズを覚えていますか?

Knightと・・・Pawnと・・・

まぁ何種類かありましたよね!

チェスをフレーバーにしたデザインのクッソテキストの汚い、ルールの分かりにくいカードです(

ちょくちょく、使用時にもめることがあるので、ルールの確認と、自分なりの解釈とをまとめておこうと思います。


まずは、4種類のCaissaのテキストを確認しましょう。

Bishop
[Click]: Host Bishop on a piece of ice not hosting a Caïssa. If already hosted, Bishop can be hosted only on ice protecting a central server if Bishop is on ice protecting a remote server, or on ice protecting a remote server if Bishop is on ice protecting a central server.
Host ice has -2 strength. 

Knight
2 [Credits]: Break subroutine on host ice.
[Click]: Host Knight on a piece of ice not hosting a Caïssa. If already hosted, Knight can be hosted only on ice that is not installed directly before or after the current piece of ice hosting Knight. 

Pawn
[Click]: Host Pawn on an outermost piece of ice protecting a central server.
Whenever you make a successful run, move Pawn to the piece of ice directly after the current ice hosting Pawn, if able; otherwise, trash Pawn instead and install a Caïssa program from your grip or heap, ignoring all costs. 

Rook
[Click]: Host Rook on a piece of ice not hosting a Caïssa. If already hosted, Rook can be hosted only on ice protecting this server or on ice in the same position (counting from the innermost spot) protecting another server.
The rez cost of each piece of ice protecting this server is increased by 2. 

ところで、Pawnだけは、以下のエラッタが入っていますね。
「Whenever you make a successful run while Pawn is hosted on a piece of ice, move Pawn to the piece of ice directly after the current ice hosting Pawn, if able...」


さて、CaissaシリーズはClickを消費してICEからICEへと移動していくのですが、その移動に関して制限があります。
簡単にまとめると、

Bishop: Remote serverからCentral server、あるいはその逆

Knight: Knightの直前と直後のICE以外へ

Pawn: 最外殻のICE

Rook: 同一のServer、または、Serverの最内殻からの距離が等しいICE(つまり、十字方向へ移動可能)

前提知識的なものを確認したら、細かなルールの確認に移りましょう!

1)Pawn

Pawnは、
・Clickを消費することで、最外殻のICEにHostするという能力
・PawnがICEにHostしている場合、Run成功時に、1つ内側のICEへと移動する能力(あと、ゴールするとボーナス)
の2つの能力から構成されています。

したがって、Pawnは、Clickを消費するたびに、新しい最外殻のICEへとHost先を変更できるはずです。
また、例えばDaemon系のProgram(例えばDjinn)にHostされている場合でも、特に制限なく、Clickを消費することで、最外殻のICEへHostすることができます。

これは特に問題ないですよね?


2)Bishop

Bishopは、
・クリックを消費することで、CaissaをHostしていないICEにHostする能力(詳細は後で)
・HostしているICEのStrengthを-2する能力
の2つの能力から構成されています。

後者の能力は、横に置いておきまして、前者の能力の詳細は以下のようなものです。

1:CaissaをHostしていないICEにHostする
2-1:Hostしている場合、Remote serverにいるなら、Central serverへのみ移動できる
2-2:Hostしている場合、Central serverにいるなら、Remote serverへのみ移動できる

問題は、Daemon系のProgramにHostしている場合ですね。

実は、2-1および2-2の能力は、
条件1:Hostしている
条件2:Remote server (あるいはCentral server)にいる
という2つの条件に合致する場合の移動先の制限を掛けているだけです。

なので、DaemonにHostしている場合は、条件2に合致していないので自由にICEに移動することが可能です。

3)Rook and Knight

さて、2つとも大体同じ系統の移動能力なので、Knightを例にとって考えていきましょう。

Knightは、
・クリックを消費することで、CaissaをHostしていないICEにHostする能力(詳細は後で)
・HostしているICEのSubroutineを破壊する能力
の2つの能力から構成されています。

そして、1つ目の能力は、
1:CaissaをHostしていないICEにHostする
2:Hostしている場合、直前と直後のICE以外へHostする

Bishopとの違いは、
Bishopは移動先を制限するルールテキストだったのに対して、
Knight (およびRook)は、移動先を指定するルールテキストになっています。

そして、DaemonにHostしている場合は、移動先の起点となるべき場所がICEではないため、移動先が決定できないように思われます。
現在、この現象に関して、僕はFFGからの明確な回答を発見していません

というわけで、この解釈に関しては非常によくもめるのですが、以下では僕なりの解釈を提示しておきます。

Caissaのルールとは少し異なりますが、以前「If successful...」で始まるルールテキストに関する亜指定が出たのを覚えていますか?
具体的には、Account Siphonは、「Make a run on HQ」から始まり、「If successful...」の成功時効果の定義がなされています。
しかし、成功時効果の処理に関して、成功した場所に関する定義はされてなかったんですよね。
例えば、Copycatの能力でRun中に攻撃先のServerが変化する場合とかですね。

この点に関するFFGの裁定は、
HQにRunするという効果の後に「If successful...」って言ったら、HQでRunが成功した時に決まってんだろjk
という感じ。

「The 妥当」ですね。

この裁定から読取れるのは、
「FFGは、テキストが省略されてルールがあいまいになったとしても、前後の記述からそのルールテキストが存在する意味を考慮して挙動を決定している」
ということじゃないかなと。

つまり、「If already hosted」は、「If already hosted (on a piece of ice)」と読み取ってもいいのではないでしょうか。
直前で a piece of iceにHostするって言ってますし、この流れでHostしてる場合
と言えば、ICEにHostしている場合でしょう。

もっと個人的な感想を言わせてもらえば、こういうテキストの不備だけを見て、カードの効果が死ぬのはあまり面白いものでは無いなーと。

まあ、大体こんな感じでCaissaは運用していいんじゃないですかね。

結論:

Daemonから確実に移動できるのはPawnとBishop。
でも、RookとKnightも許してあげていいのでは。

追記:
Awaking Center上のICEにHostしてる場合?
PawnとBishop以外は移動不能でいいのでは(w