2016年2月22日月曜日

[Netrunner][イベント][その他]初心者向けイベントと発売直後の反応を眺めての雑感

「ネットランナー」の文字列を入れて「~が分からない」とツイッターでつぶやくと、どこからともなく経験者が現れて何でも質問に答えてくれるという都市伝説があるらしいです。

怖い。

日本語版ネットランナー発売で大いに盛り上がっていますね!

色々語りたいこと(クトゥルフウォーズの事とか)はあるわけですが、まずはこちら。


発売元のアークライト直系、Role&Roll Station主催ののネットランナーを遊ぶ会が2月19日(水)に開催。
そして、精力的にネットランナーの対戦動画を公開してらっしゃるY.KATOさん主催の初心者大会(おそらく交流会)が3月5日(土)に開催です。

日本語版を買ってみたけど、「ルールが良くわからない!」とか、「遊び相手おらんがー?」という人にはぜひ参加していただきたいところ。

おそらく経験者が何人かいるので、ルール説明や、戦略?なんかを聞くチャンスです!(たぶん

一応、僕は両方見学に行くつもりです(初心者のフリしようかな・・・)。




さて、初めてやったプレーヤーが疑問なんかをツイッターで発言していたのを眺めていた感じ、
やっぱり、初動を何をやっていいのかわからない人多そうですねー。
コーポサイドの初動は、なぜか冬コミで同人誌にしたので興味のある方は、ツイッターなんかでアピールするとか、上記のイベントで言ってくだされば何部か持って行っているはずです(ただし、英語版のコアセット準拠の内容です)。
あとは、前回のデモデッキのコーポのまわし方に関する記事が参考になるかもしれません・・・。

ランナー側については、

と発言していますが、コーポのクレジットをできるだけ安全に削りに行くのが重要かなと思います。
そのためのアイスブレーカーの準備(その他のプログラム用のメモリも重要です)と、収入源の確保(重要!)、そして、アイスのないサーバーへの積極的なラン。

加えて、慣れてきたら、「この裏向きのアイスは、おそらく安全にランを止めてくれるアイスだ!」と直感したら、アイスブレーカーが揃っていなくてもランをする勇気でしょうか?
アイスをレゾさせて、コーポの金を奪いましょう!


また、多くの方が疑問に感じていたことその2である「1クリックで1クレジットを得る動きは強いの?」に関しては、
基本的には弱い。でも仕方なく行うことは多い。
に尽きるかなと。
クレジットは、クリックを消費せずに得ることができるものや、1クリックで2クレジット以上を得ることができるカードは強力だと思っています。

ランナー側は、そういう強力なカードを探しにドローをしてもいいわけですが、
コーポは、ドローをすると、「お金がない時にアジェンダを引いちゃった」みたいな二進も三進もいかない状態になりうるので、大人しく1クレジットをもらうアクションする方がいいかなと。



話は変わりますが、困ったときのFAQや効果処理のタイミングに関しては、Y.KATOさんのまとめが便利です。
疑問があれば参照してみることを強く推奨します。




おまけ:

ぶっちぎりで《罠!/Snare !》が基本セットのコーポ理不尽カード四天王入りしました(

ちなみに、ランナー側の四天王は、《メディウム/Medium》、《パラサイト/Parasite》、《デスペラード/Desperado》、《口座の吸い上げ/Account Siphon》

2016年2月19日金曜日

[Netrunner][ネットランナー]ルールブックをななめ読みしよう!

ネットランナーの日本語版発売が間近に迫ってきましたね!

というわけで、今日は、ネットランナーのルールブックの読み方的なのを少しアドバイス。

1、専門用語はどうしようもない(

ルールを読むうえではどうしようもないです(
頻出ワードは、大体、デッキや手札などの領域を指すものか、特定のカードタイプを指すものです。
適当にあたりをつけつつ、あきらめましょう!

用語メモみたいなのがルールブックの一番後ろにあるはずなので、その辺を適宜参照するといいかも。


2、読まなくてもいいルールはとりあえず後回し!

読まなくてもいいルール・・・つまり、ゲームの根幹にかかわってこないルールはいくつか存在しています。
そういうのは、必要に応じて読めばいいと思います。

ここでいう読み飛ばしていいルールは、以下の4つのルール!

・タグに関するもの

タグは、カード効果以外では基本的に発生しません!
クリックを使ってタグを~みたいなことが書いてありますが、タグが付いた、または付きそうになったらルールブックを参照しましょう!

・「悪評」に関するもの

悪評が関係するカードは、基本セットでは1枚だけです。
ランの説明の最中に「悪評が~」みたいなことが書いてありますが、最初は読み飛ばしても構いません!
コーポがウェイランドを使っている場合は、読む準備をしておきましょう!

・トレース、およびリンクに関するもの

リンクは、トレースの処理を行う時に使う数字です。基本的には、それ以外では使いません(
そして、トレースも頻繁に発生する処理ではありません。
NBN(またはHB)を使う場合に改めて処理を確認しましょう。

(ランナーのカードでリンク値を上げるカードがありますが、「NBNかHB以外には使わない」、という認識でOK)

・その他のルール

これは、「なんだかカードの効果の処理の仕方がわからないぞ・・・?」と思ったら参照してみましょう。
役に立つことが書いてあるかもしれません。

特に、「回避」「妨害」「バイパス」「開示」「搭載」のような、ゲーム中の特殊な処理を指す用語の説明はここに書いてあります。

覚えておくと便利ですよ!

3、忘れやすいルールがあるよ!

そして、ネットランナーを実際にプレイすると忘れちゃう率の高いルールって言うのも存在します。
これは、頭の片隅にいつも置いておいてね~というルールは、以下の2つ!


・ランナーのメモリは初期値4!

ランナーはプログラムをインストールして使用するわけですが、
インストールされたプログラムは、ランナーの持つ「メモリ」を消費・占有してしまいます。
o0(実際のコンピュータの、プログラムの容量とハードディスクの要領の関係みたいなものですね。

大体のプログラムは1メモリを占有するわけですが(たまに2メモリ占有するプログラムもあります)、
なんと、ランナーのメモリの初期値はどのカードにも記載されていないんですよね!
専用マーカーもありませんw

「今何メモリあるっけ~?」みたいなのは、自分で覚えるか、盤面から計算するしかないわけです(

なので、その基準となるメモリの初期値は4という情報を覚えておきましょう!
ちなみに、ランナーのターンの、「カードをインストールする」のプログラムをインストールする場合の部分に記載されています。
分かりにくい!

・カード名の頭に♦が書いてあるカードは、ユニークカード!

Mtgでいうところの「伝説の」属性がついているのがユニークカードです。
ユニークカードは場に一枚しか出すことができません。

なので、例えば、《♦ワイルドサイド/Wyldside》のような強力カードは、複数並べることができないぞ!




さて、私的なルールを読む時のポイントのは以上です。
ルール読むのは面倒ですが、頑張ってください(


何か質問等あれば、ここのコメント、またはツイッターの方でも受け付けますので、お気軽に声をかけてください!

では、良きネットランナーライフを!
XYZ

2016年2月12日金曜日

[Netrunner][デモデッキ]でも、コーポは弱いんでしょう?

続々とネットランナーのデモデッキが届いているようで、遊んでみた人も多いようですね。

実は、このデモデッキ、コーポ側を経験者がプレイして、初めての人がランナーをプレイするという形でインストを進めるためのデッキです。


というわけで、もちろんコーポ側の方が若干弱く作られています・・・
というか、ランナー側のアイスブレーカーとの相性が悪い


そのため、初めての人同士で対戦する場合は、ちょっとコーポが勝つのが難しいかなーとは思います。

また、ジンテキは、実は「アイスでサーバーを守り切って勝つ」という戦略を取るタイプのデッキではないことも勝率を下げてるのかなーと思います。

そんなわけで、コーポ側はどんな戦い方をすればよいのか基本戦略をご紹介。


まぁ好きにやってみたい人は、いろいろ試して自分の戦略を組み上げていただければと思います。












さて、上でも触れたように、ジンテキは「アイスでサーバーを守り切って勝つ」ことがそれほど得意ではありません。
理由は、アイスが弱いからですね(

そんな弱いアイスですが、デッキの中でも一番コストの高いアイスである「ウォールオブソーンズ」は、強固な守りを提供してくれます。
レゾするために8クレジットもかかってしまいますが、ゲームの全体にわたってインストールされたサーバーへのランを抑止してくれるはずです。

また、今回のデモデッキのランナーは、対セントリー用のアイスブレーカーが貧弱です。(手元のカードを確認してみよう!)
セントリーのアイス「ニューラルカタナ」を突破するためには、ランナーは5クレジットも支払う必要があるんですよ。

そこに、1コストのアイス「チャム」と組み合わせることで、さらに強力な抑止力として機能してくれることになります。
というのも、「チャム」と「ニューラルカタナ」の組み合わせは、うまくはまれば即死級のダメージ(6ダメージ!)を与えられるんですよね。


これ以外のアイスは、まぁ気休め程度に考えておいてもいいかなと思います(


さて、 ジンテキは「アイスでサーバーを守り切って勝つ」デッキではないと繰り返していますが、どうやって勝つデッキなのか。
僕は「読み合い・騙し合いで戦う」デッキだと考えています。

その核になるカードが、「ジューンバグ計画」と「罠だ!」ですね。
これらのカードでランナーに打撃を与えるには、アジェンダ(製品版では計画書)であるかのように見せかけ、そのサーバーへランを誘わなければなりません
逆に言えば、アジェンダを「ジューンバグ計画」や「罠だ!」に見せかけることで、アイスを使うことなくアジェンダを守ることだってできるのです。

例えば、
A,アイスのたくさん張られたサーバーの中にある開発(アドバンス)中の謎のカードと、
B,その隣に裸で置いてある開発中の謎のカード、
どちらがアジェンダっぽいですか?
どちらにトラップが仕掛けられていると思いますか?

例えば、
数ターン前から半端に開発されて、手付かずになっている謎のカードはアジェンダに見えますか?


そんな具合で、ランナー側の考えを予想して、その裏をかけばよいのです。
(難しいですけどね)

ランをさせなければ、そのサーバーにアイスを置く必要も、アイスをレゾする必要もありません。
うまくブラフを効かせて、ランナーの隙をうかがいましょう。


最後に、このゲーム、コーポがクリックを消費してドローを行うアクションが弱めにできてると思います。
アジェンダを引く=ランナーに盗まれる確率が高まる、なので、アジェンダを過剰に引きたくはないですしね。

なので、よっぽどアジェンダやアイスを引きに行きたいなーという時以外は、ドローをせずにクレジットをもらうアクションを意図的に行っていきましょう。

例えば、手札にも遠隔サーバーにもアジェンダがない場合なんかは、多少アイスの数が少なくってもクレジットをもらう方が強いと思います。
コーポはクレジットがカツカツになりやすいので、ドローよりも積極的にクレジットをもらいましょう。


そんなことを意識してプレイをしてみると、勝機が見えてくるんじゃないかなと思います。


そんなわけで、よく使われるテクニック集
・充分なクレジットがあっても、ニューラルカタナをレゾしない(ランナーのクレジット的に、サブルーチンを破壊できないタイミングまで我慢)
・アイスのない遠隔サーバーにアジェンダと罠だ!をインストールして放置
・ウォールオブソーンズで守られたサーバーにクレジットをくれるアセット(製品版では資財)をインストール
・ネットダメージを与えるオペレーション(製品版では任務)は必殺のタイミングまで使わない
・遠隔サーバーに何かをインストールしたら、即座に2開発。

この辺を意識してコーポ勝利に向かって頑張ってみてください!

2016年2月8日月曜日

[Netrunner][その他]ネットランナーは難しい?

お久しぶりです!

もうすぐ日本語版アンドロイド:ネットランナーの発売ですね!

ネットランナーを始めるにあたって、最大の障害になるといわれているのが、専門用語の多さですね。

僕自身は情報系の学校に通っていたこともあり、そんな問題どこ吹く風だったわけですが、多くの人がこの問題に直面している模様。


こういった感じの問題をどう対処するかに関しては、各々持論があると思いますが、
僕自身の考える対処方法を一案として提示しておきます。



1.難しい用語は使わなければいいんや!!



R&D、スタック、HQ、グリップ・・・確かに、通常のゲームでは使わないような用語が沢山あります。


そんな時は、わかりやすい用語で全部言い換えちゃいましょう!

(ちなみに、僕たちもカジュアルにプレイする時には、言い換えてることも多いです)


というわけで、よく使う領域名の言い換え早見表がこちら



コープ ランナー
山札(デッキ) R&D スタック
手札 HQ グリップ
捨て札置き場  アーカイブ ヒープ


2.カードタイプは、イメージと結びつける!


どんな役割をするカードなのか今一つ分かりにくいのも問題かなと。
特にコーポのカードですね。

一応、翻訳担当のみらこー氏によれば、

という事なので、かなり直感的にわかりやすくなってるはず。

それでも難しい人向けの簡単な効果のまとめがこちら。

カードタイプ名 役割
計画書(Agenda) 得点!このカードを巡った攻防をするゲームだよ!
資材(Asset) サーバーに入れる置物。表向きになるとご利益があるぞ!
各サーバーには1枚しか入れれないよ!
強化(Upgrade)  サーバーに入れる置物その2。サーバーが特殊能力を得るぞ。
基本的には同じサーバーに何枚でもインストールできるぞ!
任務(Operation)  使い捨ての即時効果のあるカード!
ほかのゲームでいうところの、魔法、イベント、アクションカードみたいなもの
アイス(Ice)  サーバーを守るための防壁!ファイヤーウォール!
ちなみに、Intrusion Countermeasure Electronics(侵入対抗電子機器)の略称だ!
壁なのにアイスってのは、洒落が聞いてますね


ランナー側はわかりやすいので割愛(




まぁなんでしょうね。
こういったルールを理解するのに、得意な人も苦手な人も当然いるんですよね。

そして、得意な人には苦手な人の気持ちがわからないのも事実だと思っています。(一応想像くらいはしてるのですが・・・)

「いやいや、まだまだ分かりにくいぞ!特にこの辺が~」
とか
「根本的に理解が間違っているぞ!このあたりが良くわからないんだ!」
みたいな人がいたら、どんどんここのコメントとかツイッターでお知らせください。

ルールの運用に関する質問もOKっす。

できる限りフォローするつもりです。

日本語版を買ったけど、ルールが理解できません!みたいな人が少しでも減るように努力したいところです(





追伸:
Kala Ghoda届きました。